1976年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科(心理学専攻)卒業。在学中から太極拳、呼吸法、操体法、ゆる体操などカラダに関しての技法を学び、指導を開始。また、KJ法-問題解決技術の学問に取り組むため、KJ法研究所の講師を招き研究グループを主宰。
フェルデンクライス・メソッドを学ぶためオランダ、ベルギー、ドイツへ留学。ヨーロッパを回り、タイで暮らし、帰国後、活動を開始。朝日カルチャーセンター新宿校、ヨガスタジオ・ロータスエイト、群馬大学未来Maker'sフォーラム非常勤講師、専門学校の非常勤講師、等を歴任。新宿区・品川区・板橋区のデイケアや、20代〜80代が集まる地域の自主グループで、ハーモニー体操を指導してきた。スタジオやカルチャーセンターとは異なり、地域の教室には様々な政党支持者や信仰を持つ人がいるのが普通で、その中でクラスを運営し続けることは地域の問題に取り組むタフさが鍛えられた。からだからのアプローチは、地域・世代・思想を超える広場になる。
2011年、多様な人が交流する今の日本は、"感じて察する文化" に加えて、ヨーロッパの議論文化が必要であるという実感を元に、「からだと言葉のハーモニー体操」トレーニングコースを開始。
2013年、本格的な問題解決技術を学ぶため、KJ法創始者・川喜田二郎の元秘書・山浦晴男先生を招き研修を開始。また、教室ではなく現場で学ぶのが最も効率がいいと考え始め、舞台を切実感のある現場に求めるようになった。
2014年、問題解決を自ら実践すべく、ハーモニー体操のインストラクター数名と「世界初の体幹部が動く骨格模型-Ninja Anatomy-」を製造・販売を開始。その過程で、本事業に関係した多くの人たちを現場に訪ね、調査を行う。町工場や研究者を巻き込み大きく盛り上がっている。製品は類似製品に比べ5倍の価格帯でありながら、好評を博している。現場に徹底的に張り付いて、現場を調査することをする中で、やるべきことが見えてくる。
*学びに関しての持論*
どんなに優秀な講師に習っても、教わり続けている限り学びは起きない。切実感のある現場に飛び込み、解決するために本気で取り組む中で、自然と学びは起こる。講師の役割は教えることではなく、自分の問題意識の深さと広さの中に生徒を引きずりこむこと。後は揉まれる中で生徒が自動的に学んでいく、と考えている。最も効率がいいのは、指導はしない、課題だけを与える方法である、と現場型の研修を多数開催。